2005年寺山修司命日 大阪特別興行に先立ち、「大阪だよ寺山さん」と題して構成の一部を公開します。

5月4日、大阪公演で客席で実際に手に取って閲覧できる寺山さんの生原稿や当時の天井桟敷の資料の一部です。
あなたも是非ご来場の上、寺山さんの匂いを嗅いでみませんか?

コメントは全て本番当日とさせて頂くが ここではタイトルと上演された演目だけを記す。
なお、すべて寺山修司全作品を見ても載っていない詩や構成表であると確信しているが、
どなたか「あの本に載っていた」と思われた方は教えて欲しい。素直に謝る。

昭和精吾

 

*画像は公演畤のスライドをビデオよりとったものなので、画像は鮮明ではありません。
あしからず。クリックすると少しだけ大きくなります。

詩「おさらば辺境」
J.A.シーザー初のリサイタルで朗読された。
詩「おさらばの辺境」その2
   
詩「おさらばの辺境」その3

詩「おさらばの辺境」その4
   
構成表「力石徹よ」
講談社講堂で漫画「あしたのジョ−」のライバルだった力石徹の葬儀を行った。その時の構成表で自分は寺山さんに直接弔辞を渡され力石へ捧げた。その弔辞は5月4日大阪で披露する。葬儀にたずさわった寺山さんをはじめ原作者の梶原一騎氏も東由多加氏も他界した。

 

 

構成表「力石徹よ」2

構成表「力石徹よ」3
構成表「力石徹よ」4
 

 

晴海国際貿易センタ−で朗読された詩である。 演目は「地獄より愛をこめて」であった。

北陸公演「邪宗門」で語られるべき詩であったが ハプニングがあり一度も人前で朗読したことがない幻の詩である。 本番中の突っ込みの原稿であった。
 
構成表・「1970年8月」
映画「書を捨てよ町へ出よう」と寺山さんの講演と我々の詩の朗読がパックになり東北各地を巡演した時のものである。

 

渋谷・天井桟敷館オ−プニング公演「時代はサ−カスの象にのって」の ポスタ−兼チラシである。1969年3月であった。

 
「時代はサ−カスの象にのって」これにチケットが入っていた。
ヨ−ロッパ凱旋公演仮面劇「犬神」のチラシである。 草月会館ホ−ルと鎌倉商工会議所ホ−ルで上演した。
 
市外劇「人力飛行機ソロモン」の大きなチケットである。新宿、高田馬場周辺を舞台に上演。やさしいオマワリさん追っかけられながら本当に怖かった。前後して三島由紀夫氏が割腹自殺を遂げた。

絵が鮮明でないが伝説となった「邪宗門」のチケットである。 この芝居も怖かった。劇中の詩は今回大阪でも朗読する。
   

寺山さんとの最後の舞台となった「観客席」の大入り袋である。
場所は渋谷ジァン・ジァン。アメリカの詩を語った。
袋の中には確か5万ほど入っていた。
森田童子嬢とジョイントをやった。場所は早稲田大学大隈講堂裏にある「木霊」(この「こだま」ではないが変換してもでてこない)であった。寺山さんも高橋ひとみ嬢を連れて見に来てくれた。亡くなった岸田理生嬢の構成が光っていた。なお、このチラシは何枚か持っている。大阪へ持参するので欲しい方は遠慮なく声をかけてほしい。ただし3枚までだね。
 
客席にまわす資料を若干アップしたが、当日はこんなもんじゃない。是非、お越しいただいて、
その手に触って見て欲しいと願いつつ、最後に寺山さんの告別式で渡されたあいさつ状で終わらせて頂く。