2001.09.吉日 飛騨高山公演に向け「便乗型総決起大パーティー」

 

高山公演が6日後に迫った日、稽古終了後、今回のプロデューザーの宮田重則氏曰く「高山公演に向け決起パーティーをやりましょう」。 なにもそんな大それた事など、と思いつつ彼の行動に従った。

連れていかれたのが青山学院大学アイビーホール2階であった。入り口の看板には「青山学院大学空手道部OBOG家族懇親会会場」と書かれてあるが我が事務所、当大学には縁もゆかりもなし。 後でわかったことだが宮田氏はかつて都内某大学の空手道部に所属し、当大学の空手道部とは以前から交流があったそうな。

やがて同大学空手道部に在籍していた渡哲也氏の登場となる。気さくなスターであった。気取らぬ 態度に親近感すら覚えた。そして何よりも恰好よかった。確か氏とは同じ歳なのに神はどうしてこうまで俺と差を付けるんだ?酔いしれてゆく中でぼんやりと寺山さんの59歳の顔を想像していた。
余興で八尾建樹が今回高山公演でもお見せする寺山さんの詩の語りも見せ、絶賛であった。ここでは内容は明かすまい。

他人の土俵を借りての「飛騨高山総決起パーティー」であったがこれで行ってこいかな? 渡氏も関係者御一同もゆるしてくれるに違いないと思い敢えてHPに発表する。青山学院大学空手道部そして渡氏に幸あれと願いつつ、今日高山公演の最後の〆に入る。
地元高山からの情報ではすでに予約が予定していた入場定員を超えたそうだが、土間も利用して一人でも多くの方に寺山さんの世界を見ていただけるよう配慮するつもりだ。多少狭い思いをさせるかもしれないがぜひお越しいただけると有り難い。

 

(昭和精吾・談)